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木霊(TARUSU) 森林施業研究会ニューズ・レター No.77(前編) (2025年3月)

Newsletter of the Forest Management and Research Network

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2024年10月28日〜30日に北海道安平町、深川市、富良野市を舞台として開催した「北海道合宿」は、全国から総勢38名の参加者が集まり、「実践に向けた保持林業の評価と課題」をテーマに様々な議論が繰り広げられました。合宿の様子について2名の方から記録と6名の方から感想を寄せていただきましたので前編・後編に分けて掲載します。

2024年度北海道合宿
北海道合宿の参加者

後編はこちら(NewsLetter No.77 (後編)

森林施業研究会「北海道合宿」レポート1


時任美乃理(京都大学農学研究科)

森林施業研究会北海道合宿が,2024年10月28~30日の2泊3日にわたって開催された。今回のテーマは「実践に向けた保持林業の評価と課題」である。北海道における保持林業の大規模な試験実験は開始から10年以上が経過し,これまで多くの研究成果が報告されてきた。「自然保護区からモザイク管理へ ―保持林業と景観配置―(山浦悠一氏,森林総合研究所)」は,同年の日本森林学会にて2024年度日本森林学会賞を受賞。林業分野における生物多様性保全の議論の中で今最も注目を集めているトピックではないだろうか。今回の合宿では,保持林業の大規模野外実験林を実際に訪れる中で,その生物多様性保全の効果や,事業として実践する際の評価や課題など議論を行った。以下に簡単なレポートとして報告したい。

《1日目》10月28日(月)

 

12:00,新千歳空港に集合。

マクロバスおよび自家用車に分乗し,視察現場へ出発。道中,自己紹介や近況報告など。

視察①:北海道胆振東部地震被災地の視察(安平町の道有林)

平成30年9月6日に発生した北海道胆振東部地震は最大震度7を記録。震源に近い厚真町,安平町,むかわ町では著しい林地(斜面)崩壊が発生した。今回の現地視察で訪れたのは,瑞穂ダム北東部,安平町の道有林である。崩壊斜面における効果的な復旧方法が確立されていないことなどから,道総研・林業試験場において森林造成の実証試験が実施されており,その一部の現場を見学させていただいた。明石信廣氏(道総研)より林業試験場の研究成果について概要説明と資料提供があった。

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道の駅あびらD51 ステーション

安平町は,早来町と追分町が合併してできた町である。追分といえば室蘭本線と旧・夕張線の合流点であり,かつて国鉄の車両基地「追分機関区」があった場所。国鉄SL終焉の地として知られ,シンボルとしてD51 320号機が展示されている。この展示されている車両は,北海道胆振東部地震の発生により予定よりも遅れてこの道の駅へやってきたのだそうだ。地震発生から6年。当時を思い返しながら安平町を後にした。

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東京大学北海道演習林セミナーハウスに到着

宿泊先の北大演習林セミナーハウスに到着。施設利用について説明を受けた後,夕食。

セミナー第一部:『保持林業を理解する』

まず,土屋禎治氏(北海道庁)から,保持林業実証実験が北海道有林で実施された経緯について説明があった。当時の道有林の管理状況や人工林資源の循環利用や生物多様性保全といった行政側のニーズがあった中でどのような形でプロジェクトの立ち上げに至ったのか,その背景が語られた。年から開始された保持林業の実証実験だが,意外にもその提案から実践までの期間は短く,参加者からはそのような短期間で大規模な実証実験が実現した理由や,当時受け入れ側(行政側)として受けた印象,困難などについても質問が及んだ。

さらに山浦悠一氏(森林総研四国)から,保持林業の定義と実際に行われた実証実験について解説があった。保持林業は,大面積の伐採による効率的な木材生産と公益的機能への影響緩和が両立されることが目的であり,その実証実験のためには広大かつ多数の実験区が必要となる。実際の実験区の内訳や分布,選定の際の基準やスケジュールについても参加者の多くが関心を寄せた。

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セミナー第二部:一般発表

第二部では,参加者から下記件の発表があった。

①外来早成樹林業地の生物多様性を修復するポスト経済成長社会の森林管理モデル(時任美乃理,京都大学)
東南アジアを中心に拡大している熱帯早成樹プランテーションの生物多様性保全を検討するにあたり,保持林業は導入可能だろうか?という話題提供。針広混交林や広葉樹林化を前提とした針葉樹人工林とは大きく条件の異なる事例であったことから,現地の施業の特徴について質問が挙がった。また,ベトナムのアカシアマンギウム林の場合,根が浅い特徴から安全上の課題があるのではといった指摘があった。

②天然更新補助作業を起点としたカンバ林施業の可能性(吉田俊也,北海道大学)
北海道の林業におけるカンバ林施業の可能性についての話題提供。かき起こし作業の高度化やその実践結果について報告があり,天然更新を基本とする施業における可能性や課題が具体的な事例をもとに示された。

③スギ人工林における下刈り省略と課題(山川博美,森林総研九州)
下刈り省力化や回数削減の可能性と課題に関する話題提供。具体的な実践事例をもとにさまざまな角度からの評価が共有された。下刈り省略による成長低下や競合植生などの影響について関心をもつ参加者もみられた。

少々予定時刻をまわってセミナーは一旦終了となり,自由時間へ。

 

《2日目》10月29日(火)

 

7:00 起床・朝食

早朝,部屋の窓の外にはアカゲラが。天気も良く,朝食前にはセミナーハウス周辺を散策する方も多かった様子。

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視察②:保持林業実証実験地(深川・芦別市の道有林)

参加者は走行コースとマイクロバスコースの二手に分かれ,それぞれ保持林業の実験区へ移動した(午前と午後で入れ替え)。コースでは,単木少量保持(広葉樹を約本保持),単木中量保持(広葉樹を本残す),単木大量保持(広葉樹を本残す)の実験区を見学。マイクロバスコースでは,群状保持(皆伐地の中にの伐らないエリアを残す)の実験区に加え,広葉樹天然林対照区および量水堰を見学した。

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単木少量保持

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実験区を目の前にして、各調査担当者から実験手法や成果の説明を受ける

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群状保持

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保持パッチの周辺や内部の様子などつぶさに観察

それぞれの実験区では,実際に区内に入って更新の状態など見てまわることができた。山浦氏からは鳥類やコウモリ類について,山中聡氏(森林総研北海道)からは昆虫類について,小長谷啓介氏(森林総研北海道)からは外生菌根菌について,明石氏からは植生変化について,実証実験における各調査の責任者から解説があった(それぞれの調査結果や研究成果の詳細は論文および書籍に公開されているためここでは省略する)。見学中参加者からは,何をもって生物多様性維持に効果があると評価するべきなのか,そもそも対象地の人工林の目標林型は何なのか,伐出の効率性,保残木が風倒した場合の効果など,さまざまな質問が挙がった。また,実験区の周辺環境も考慮した上で広葉樹をどのような配置で保残すべきか等,本数や密度以外の設定条件について,特に議論が白熱していた。

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新城峠駐車公園にて途中休憩した後,セミナーハウスへ。

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夕食のジンギスカンを楽しみつつ,視察の感想を語り合う。

セミナー第三部:『北海道合宿をもう少し深く理解する』

まず冒頭では,尾張敏章氏(東大北海道演習林)より,翌日の演習林見学に向けた諸注意と概要説明があった。北海道演習林の取り組み,特に演習林の優良木単木管理と,年以上にわたり行われている「林分施業法」に基づく森林管理について解説いただいた。

その後、前夜のセミナーに引き続き、保持林業に関する発表とディスカッションが行われた。山中聡氏(森林総研北海道)から保持林業研究チームの研究成果が紹介され,さらに各調査研究に携わった山浦氏,明石氏,小長谷氏による調査の概要と成果についての説明が行われた。質疑応答では,実験手法に関する疑問や指摘,改善案が多く挙げられ,実験区の見学を経たことで,より活発な議論が展開されていた。

セミナー第四部:一般発表


①スキー場跡地造林への取り組み(中井照大郎,GREEN FORESTERS (青葉組))
スキー場跡地における森林再生の取り組みについての事例紹介。通常の造林とは異なるスキー場跡地特有の課題や,特に獣害防除の方法や経過などについて紹介があった。質疑では,造林や育種の経験をもつ参加者から具体的なアドバイスなども挙がっていた。

スギ花粉の増産手法の取り組み(牧野吉成,富山県森林研究所)
無花粉スギの増産に関する事例紹介。優良無花粉スギの開発から,それらの生産体制強化に至るまで,富山県において積極的に実施されてきた背景と現在の実施状況について報告があった。少花粉・無花粉スギは,スギ花粉症対策の一環として全国各地の再造林に積極的に活用されていることから,今後も大幅な苗木の増産が求められており,参加者からは実装における課題などについて現場目線の意見が挙がっていた。

議論は予定時刻を超えても収束する気配がなく,一旦閉会となった後も,多くの参加者がセミナールームに残り,議論に花を咲かせていた。

 

《3日目》10月30日(水)

 

7:00 起床・朝食。

荷物整理と各宿泊棟の清掃を完了後,出発。

視察③:森林資料館

館内では,迫力のある演習林産の丸太標本のほか,演習林が取り組んできた研究,教育,社会連携に関するポスターや,演習林の歴史と施業技術に関する解説パネル等の展示を見学した。階講義室の内装には,演習林産ウダイカンバの化粧合板(マカバ材のツキ板)が使用されており,圧巻であった。演習林および周辺のジオラマの前では,地理的特徴や林齢林種の分布などについて解説があり,この後見学する林分の位置など確認した。

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迫力ある演習林産の丸太標本

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演習林の取り組みや歴史について解説を受ける

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ジオラマを見ながら演習林の地理的特徴やこの後見学する林分の位置を確認

視察④:東京大学北海道演習林

演習林が年以上にわたり実施している「林分施業法」に基づいた森林管理について学ぶ。まずは前山長期生態系プロット(非施業林)へ。様々な樹種かつ多様なサイズの樹木が生育する老齢な天然林の変化を把握し理解することを目的に,十分に大きな面積を長期間にわたって観測しているプロットで,前山プロットは太さ以上の毎木調査をしている日本最大の森林調査プロットだという。林内では倒木更新もみられ,参加者曰く“まるで教科書”のような稚幼樹発生の様子など,つぶさに観察することができた。

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次に,針葉樹択伐林(施業林)では,林分施業法の手順などについて説明を受けながら林内を見学した。林分施業法では,樹木の密度や種類・大きさ,天然更新の状況などを基に森林をいくつかのタイプ(林種)に区分し,伐採や造林(施業)を各林種の状況に応じて実施する。この方法は,森林生態系の環境保全機能と木材生産の経済機能を調和させ,発揮させることを目指した森林管理の手法である。しかし,「言うは易く行うは難し」で,実際にはどのような方法で,どれだけの人員と時間をかけて管理施業が行われているのかと,現場の技官に対して参加者からひっきりなしに質問が飛び交っていた。

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次に訪れたのは疎生林植栽地である。自然・人為攪乱によって樹冠が大きく開いてしまい,林床にササが侵入繁茂するなどして天然更新が困難な更新不良林分は,疎性林として区分されており,更新補助作業が行われている。今回見学した林班では,小面積群状択伐と樹冠下地がき施業が取り入れられていた。周囲に樹木が残っているため日陰もあり,耐陰性の高い樹木も更新が期待されるという。参加者は足元に目を配りながら見学し,実際の更新状況や施業コスト等について意見を交わした。

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午前中の最後は直営生産現場へ。東大北海道演習林の持続的な森林経営について説明を受けた。実際の土場を前にしながら,演習林の木材生産の流れについて話をうかがった。演習林では,素材販売においては演習林職員が玉切りからはい積みまで実施しているとのこと。参加者からは,現場で感じられる昨今の評価基準の変化や,立木販売と素材販売それぞれの価格や量についてなど,さまざまな質問が挙がっていた。

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昼食後,再び演習林内へ。人工林の混交林化に取り組む現場では,前日の現場視察やセミナーでも度々議論になった「保持林業の未来の姿」について再び意見が挙がっていた。そして最後は広葉樹優良木の単木管理の現場を見学。演習林では,林分施業法に加え,優良木については単木管理が実施されている。優良遺伝子資源として保存される,形質良好個体,まれな巨木,希少価値個体は「保存木」,さらに試験研究素材や伝統文化材にもなる形質良好な有用樹種(広葉樹など)については「優良広葉樹登録木(通称赤丸)」として登録されているほか,銘木市で販売する目的で管理する「銘木販売候補木」や,ウイスキー樽の原料となる「ミズナラ優良木」など,計つのカテゴリーに分けられ単木管理されている。銘木販売候補木の選定やそれらの伐採適期は担当者に任されるという。そこには,類まれな技術と卓越した現場感覚に支えられた,北海道演習林ならではの独自の管理の姿があった。

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非常に美しいミズナラ巨木(里親樹木登録木)に感嘆する参加者ら(写真からは伝わり難い)

最後は,巨大優良木伐根を前にして,演習林長と施業研究会会長からそれぞれ締めの一言。斯くして日間の北海道合宿は無事に閉会となった。

今回の合宿では,集合場所となった空港や各視察現場,宿泊先がそれぞれ離れているうえ,北海道特有の地理条件もあって移動時間がかさみ,行程やタイムマネジメントは容易ではなかったと拝察する。しかし,幹事の皆さまによる綿密な計画の甲斐あって,日間のプログラムは滞りなく進行し,盛況のうちに閉会となった。天候にも恵まれ,非常に充実した時間を過ごすことができた。今回の合宿運営にご尽力いただいた方々には心より御礼申し上げる。

 

現地検討会(北海道合宿)の感想1

 

施業研究会合宿に参加しての感想

 佐藤剛(栃木の百年の森を守る会)

森林施業研究会の存在は以前から知っていたものの、合宿に参加するのは今回が初めてでした。まず、この合宿を企画・運営してくださった事務局の方々をはじめ、発起人の山浦さん、現地案内をしていただいた道有林管理局・東京大学演習林の皆様、そして長距離運転をしてくださった運転手の方々に感謝申し上げます。有志でこれだけのプログラムを作り、多くの人が集まる熱意にとても感動しました。

また、個人的には約10年前、大学院生として2年間北海道で林学を学んでいたこともあり、久しぶりに雄大な北海道の森林を見ながら、当時お世話になった吉田先生と造林についてお話できたことはとても嬉しかったです。

現在、私は民間会社の株式会社GREEN FORESTERS|青葉組(栃木の百年の森を守る会の母体)に所属し、伐採後の植栽や保育を行っています。木材生産を主目的とした造林だけだはなく、生き物に配慮した森づくりを目指し、スギのほか沢筋には広葉樹を植栽したり、地拵え時に更新した広葉樹を残したりなど、森林構造の複雑性を高め、多様な生き物が利用可能な森を目指しています。こうした取り組みは、今回のテーマでもある保持林業と通じる点があると思い、また、今後は伐採段階から造林設計に関わる機会が増え、保持林業の実践に挑戦できる可能性もあると考え、今回の合宿に参加させていただきました。

実際に保持林業の試験林に案内していただくと、本やネットで見た風景が目の前に広がり、思わず「お~」と唸ってしまいました。単木保持の現場では、保持木がうまく点在し、伐倒・搬出の技術にも感心しました。(実際に施業を担当された方のお話も少し聞いてみたかったです。)一方で、風倒木として折れているものもあるという話を聞き、単木保持の弱点ともいえると感じていたところ、シナノキなど折れても枯れずに樹洞を形成する樹種を保持木として選定することにより、生物のハビタットとして貢献するという視点はとても興味深いと思いました。

また、保持木のマイクロハビタット評価についてもご紹介いただきました。これは保持木を評価する上で非常に整理された指標であり、自分たちの現場でも応用できそうだと感じました。

最終日に訪れた東京大学演習林内の、台風被害を受けた補植を行った造林地で混交林化した林を見学している時に、どなたかが「保持林業地の将来の姿かもしれない」とおっしゃった際には、なるほどと思わず唸りました。天然更新した広葉樹に被圧されて成長が鈍化しているトドマツが実際見られ、周りの方々の着眼点の鋭さに感心するとともに、さまざまな現場を見て未来を想像することの大切さを改めて感じました。

今回の合宿では、現地見学だけでなく、夜の議論を通じて保持林業について深く考える機会を得ることができました。議論の中で、造林木と保持木のどちらを優先して育て、残すべきか、その基準についてはまだまだ議論が必要だと感じました。また、ネイチャーポジティブやESGの概念が普及し、木材生産以外の機能が造林木に求められるようになった場合、保持林業の意義や活用法が変わる可能性があると感じ、また同時に、植林や育林にかけたコストの回収効率が保持木の存在によってどのように変化するかを整理し、説明できるようになることは、保持林業を生業として行っていくためには避けて通れない重要なテーマだと思いました。

今回の見学や議論を通じて得た学びを、今後の活動に活かしていきたいと思います。このような貴重な機会をいただき、ありがとうございました。

 

施業研究会合宿に参加しての感想

 岡田 淳(栃木の百年の森を守る会)

今回初めて参加させて頂き、他方面の方々のお話しや研究成果をお聞きしとても充実した3日間になりました。保持林業がもたらす効果、大切さ、生物に与える影響など今まで深く考えた事があまりありませんでしたが、今後、事業体として、林業家として頭の片隅に置きながら森林施業を行う事で少しでも生物多様性の事も考えた森林管理をしていけたらと思います。とても勉強になる3日間でした。

 

施業研究会合宿に参加しての感想

鈴木由清(一般社団法人とち森会)

まず、今回の研修を企画していただきありがとうございました。書籍や文献で拝読していた保持林業の現地を実際に訪れることができて、実際のスケール感を身に感じることができました。これまで北海道を中心に研究を重ねられて来た保持林業の次の段階の一つは、本州で収益を兼ねた林業現場で実施することではないかと思いました。個人的に必要と感じた点としては、保持林業の目的に対して取り組める地域の森林組合や林業事業体と協力体制を提携できるかという点です。スギ-ヒノキ人工林を対象にしている施業も多い中、どういった樹種を残せば効果的かポイントの共有も重要に思いました。

個人的な事例で恐縮ですが、栃木県の伐採後5年程度の造林現場において、条件を定めてはいませんが、鳥類の動きから恣意的に落葉広葉樹を残してみた結果、越冬期はマヒワやウソがとまり木として利用し、繁殖期はオオルリやシジュウカラがとまって囀っているのを確認しました。造林作業の一環で少し工夫をすれば、生き物が利用できる余地が作れることを感じた一例でした。

私自身、こういった蓄積を本州で少しでも積み重ねて知見として共有できるよう、造林現場に関わる者として今後取り組もうと思えた研修会でした。

 

後編はこちら(NewsLetter No.77 (後編)